バランス 2011 8 6

 今日(8月6日)のニュースで、
スタンダード・アンド・プアーズは、
米国債の長期格付けを「トリプルA」から、
「ダブルAプラス」に1段階引き下げたと伝えています。
これは、格付け会社が、バランスを取ったということでしょう。
 格付けについては、欧州から、
アメリカの格付け会社は、
欧州に対して厳しすぎるという強い不満が出ていましたので、
これで、少しは欧州の不満が沈静化すると思います。
 ところで、日本では「格付け会社」と報道するようになったのですね。
以前は、「格付け機関」と報道しており、
これでは、まるで公共機関と誤解される恐れがあると指摘しました。
念のために書いておきますが、格付けを行っているのは、
民間企業の会社です。

ヨーロッパ 2007 12 2
 きっと、ヨーロッパは怒っているでしょうね(2007年当時)。
「アメリカ人は、中国製のペットフードに問題が発見されて怒っているが、
我々は、アメリカ製の金融商品に問題(サブプライム問題)が発見されて、
大損をしてしまった。どうしてくれる」と。
 サブプライム問題(金融危機)が落ち着けば、
やがて、アメリカ対ヨーロッパで、格付け戦争が起きるかもしれません。
 もともと、ヨーロッパは、
アメリカ主導のアメリカ流の格付けに不満を持っていますから。


























































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